【MLB】田中将大、練習で豪快打撃披露 NYメディア“称賛”「オオタニって誰?」

ヤンキース・田中将大【写真:田口有史】

メジャーでは過去1安打も…「タナカにもちょっとした長打力があるのだ」

 二刀流での大活躍を見せているエンゼルスの大谷翔平投手は、8日(日本時間9日)の敵地ロッキーズ戦の試合前のフリー打撃で、クアーズ・フィールドの右翼スタンド3階席に到達する飛距離150メートルの衝撃弾を放ち、米国でも話題となった。一方、ヤンキースでは田中将大投手がフリー打撃で打者顔負けの快音を響かせ、地元メディアから「オオタニって誰? タナカも打てるじゃないか」と脚光を浴びている。

「必見 ショウヘイ・オオタニは誰? ヤンキースのマサヒロ・タナカが長打を見せつける」と特集したのはニュージャージー州最大メディア「NJ.com」。田中が10日(日本時間11日)の本拠地ヤンキースタジアムでのレッドソックス戦前に行われたフリー打撃で、センスを見せつけたことを取り上げている。

 記事では、ラリー・ロスチャイルド投手コーチ相手に見せたフリー打撃の動画を紹介。右打席に入った日本人右腕がレフトスタンドに大飛球を飛ばすと、ロスチャイルド投手コーチはそのパワーにお手上げするようなポーズを見せた。さらに快音を響かせると、「おお。ホームランじゃないか」の声も挙がった。

「NJ.com」は「ショウヘイ・オオタニ? 笑わせる。マサヒロ・タナカもできるじゃないか。確かに、タナカは日本のスターピッチャーほどバットで印象的ではないかもしれないが、タナカにもちょっとした長打力があるのだ」と報じ、ヤンキース右腕の二刀流ぶりを“称賛”している。

 田中の次回先発は15日(日本時間16日)の敵地ナショナルズ戦の予定。DH制のないナ・リーグ球団の本拠地で打席に立つことになる。メジャーでは、20打数1安打の田中。フリー打撃で見せたパワーを見せつけることができるだろうか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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