佐井・牛滝漁港に129キロの巨大魚水揚げ

牛滝漁港で水揚げされ、その後、佐井漁港に運ばれた129キロの巨大魚(佐井村漁協提供)

 青森県佐井村の牛滝漁港で大人の体長ほどある約129キロの巨大魚が揚がった。地元で「オヨ」と呼ばれる魚で、オオクチイシナギとみられる。水揚げした佐井村漁協所属漁船「昌福丸」(12トン)の竹内晋司さん(37)は「海で暴れる姿は、こいのぼりみたいで、テンションがマックスになった」と話す。珍しい巨大魚を一目見ようと牛滝小中学校の子どもたちも漁港を訪れ、にぎやかな声が響いた。

 竹内さんは7日、底建て網を切り上げるために父、叔父、兄と牛滝沖へ出た。オヨは、水深約60メートルに設置した底建て網に入っていたという。佐井村漁協によると、オヨは、20年ほど前に同村磯谷沖にある大魚(およ)島付近で多く見られたが、最近は珍しいという。

 画像を確認した県産業技術センター水産総合研究所(野呂恭成所長)によると、オオクチイシナギとみられる。県内では、かつて三厩漁協で多く漁獲されていたが、近年の水揚げは全県で年間数トン程度と推定されるという。

 同研究所に残る資料によると、県内最大記録は昭和30年代に三厩漁協で水揚げされた167キロ。野呂所長は「大きくなる魚ではあるが、129キロはかなりの大物。相撲取りと同じくらいなのだから、地元の方がびっくりしたのもうなずける」と話した。

 巨大魚は佐井村漁協に出荷され、地元の食堂が買い取った。食堂で刺し身を食べた同漁協職員の福田忍さんは「白身で淡泊だが、脂も乗っていてうまかった」と語った。

【2018年5月12日(土)】

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