おいしすぎて食べ過ぎに注意? 実はこれ「深海魚」なんです

さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYOFMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。5月5日(土)放送のテーマは「深海」。青い海、白い雲、サンサンと降り注ぐ太陽の光。でも、海の中ではこの眩しい太陽の光が届くのも水深200mくらいまで。それよりも深いところには、光の届かない真っ暗な深海が広がっています。今回は、神秘の世界「深海」の魅力を、TOKYO FMの番組の中で詳しい方に教えていただきました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2018年5月5日(土)放送より)

※写真は「アブラボウズ」の鮨

◆「実は皆さんも深海魚を食べています」生物ライター 平坂寛さん

── 深海魚っておいしいんですか?

実は深海魚はおいしい魚が多いんです。有名なところではアンコウやキンキ、キンメダイなどが深海魚ですね。そのへんは高級魚として知られていて、価格もけっこうお高いんですが、安くておいしいのに見た目が良くないせいで邪険に扱われている魚もいます。

たとえばイラコアナゴという深海魚がいます。スーパーで売っているやたらと安いアナゴの蒲焼きや、煮アナゴの缶詰に使われているのは、これであることが多いんです。イラコアナゴは見た目がアナゴのゾンビみたいなので、そのまま魚屋さんで売られていてもちょっと買う気にはならないでしょう。でも、おいしいので加工品に回されています。

白身魚のフライも深海魚のことがありますよ。深海魚だからって毒があったり良くない面があるわけじゃありません。単純に外面が悪いだけでそういう扱いを受けているんです。そう考えたら、ちょっと可哀想だと思いませんか?

── 確かに……でも、やっぱり見た目が不気味なのは気になります。

深海魚は色彩のパターンが2通りあります。ひとつは、深海まで赤に近い光がまったく届かないので、体色を赤くして目立たなくするパターン。キンメダイやキンキ、ノドグロがそうですね。もうひとつは、単純に真っ黒になって闇に溶け込むパターン。こちらは全身が墨を塗ったように黒いので、食材としての見栄えが悪くなります。アブラボウズなんて水揚げされたところを見たら、思わず「えっ!?」と声をあげてしまう黒さです。

もうひとつ、深海魚の特徴としては、わずかな光をキャッチするために目が異様に大きい傾向があります。深海魚は目の中に反射板を備えていて、目に入ってきた光を反射することで増幅して、より効率よくモノを見る仕組みになっているんです。それで月のように大きく光り輝く目をしているんですが……それが魚屋さんに並ぶと、ちょっと買う気にならないのは仕方のないところですね。

でも、深海魚は本当においしいんです。普通の魚はお腹の中に浮き袋がありますが、水圧がすごい深海では使いにくいので、多くの深海魚は筋肉に脂肪を蓄えて浮力を得ています。つまり「脂がのっている」んです。ただし、バラムツという深海魚の場合は、その脂を人間が消化できないのでご注意を。すごくおいしいんですが、食べすぎるとお腹を壊したり、脂がお尻から垂れ流しになってしまいます。

TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。

※「ピートのふしぎなガレージ」では、毎週3名の方にホットサンドクッカーをプレゼント! 詳しくは番組サイトをご覧ください。

あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。5月19日(土)放送のテーマは「幕末」。お聴き逃しなく!

<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00~17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/garage

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