時にはセンターバック、時には右サイドバックと、今季レアル・マドリードでフル稼働してきたのがDFナチョ・フェルナンデスだ。セルヒオ・ラモスやラファエル・ヴァランら最終ラインの要に比べてナチョは少々地味な存在ではあるものの、ジネディーヌ・ジダンにとってこれほど便利な選手はいないだろう。
ジダンは主力組をローテーションさせるためにAチーム、Bチームの両方を巧みに使い分けることで有名だが、ナチョはAでもBでもプレイできるレアな存在だ。Bチームだからといって不満を見せるわけでもなく、守備要員としてはAチームのスタメンを任せられるだけの能力を有している。
スペイン『MARCA』も成長したナチョを特集しているが、今季はここまで41試合に出場している。ナチョのキャリアにおいてシーズンに40試合以上出場したのはこれが初めてだ。ジダンがいかにナチョを貴重な存在と捉えているかが分かる数字と言えよう。
右サイドバックのダニエル・カルバハルが離脱した際には穴を埋め、やや危ないシーンがありながらもチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦・PSG戦ではネイマール封じも担当した。スター選手というわけではないが、ナチョは欠かせぬ選手となっている。
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