「自身成長させる努力を」 サッカーV長崎・高田社長 長崎で出版記念サイン会

 サッカーJ1、V・ファーレン長崎の高田明社長(69)が13日、長崎市尾上町のメトロ書店本店で、「高田明と読む世阿弥」(日経BP社)の出版記念サイン会を開き、多くのファンと交流した。
 本は高田社長が長年、通販業に携わってきた経験を振り返り、「初心忘るべからず」など能楽師・世阿弥の教えと通じるところを解説する内容。
 サイン会は初めてで、同本店でこの本を購入した先着100人を対象に実施。高田社長はあいさつで「謙虚な気持ちを持ち、自分自身を成長させる努力を常にしていくことが大切」と述べた。子どもから大人まで、列をつくったファン一人一人と握手をするなどして、交流を深めた。
 同市内から来た親子連れの主婦(33)は「通販業などで成功している秘訣(ひけつ)を本から知りたい。娘が本に親しむきっかけにもなればいい」と話した。

著書を購入したファンと握手する高田社長(左)=長崎市、メトロ書店本店

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