長崎市立図書館1000万人 開館10年で突破 真崎さん親子に記念品

 今年1月に開館10年を迎えた長崎市立図書館(興善町)の入館者数が13日、1千万人を突破し、記念のセレモニーが開かれた。1千万人目は普段からよく利用しているという同市鍛冶屋町の真崎真弓さん(37)と長女の真尋(まひろ)ちゃん(1)。田上富久市長と一緒にくす玉を割って祝った。
 田上市長は真崎さんに花束と記念品を贈呈。馬場豊子市教育長は人気の児童書に登場する「かいけつゾロリ」の縫いぐるみを手渡した。
 田上市長は「これからも多くのみなさんに手をかけて図書館を育ててもらうことで良い図書館になる。お越しになる全てのみなさんに感謝申し上げる」とあいさつした。
 真崎さんは「ここにあった新興善小を卒業し、市民会館の図書室もずっと使っていたので、1千万人目になったのはうれしい。広くて充実しているし、スタッフの方が丁寧に対応してくださるのが良いところ」と話した。
 市立図書館は2008年1月に開館した。当初は年間60万人の来館を見込み、1千万人突破は25年ごろと予想していたが、大幅に上回るスピードでの達成となった。

1000万人目の来館者となった真崎さん親子(左)=長崎市立図書館

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