浦和レッズの指揮官に就任し、約7年ぶりにJリーグ復帰を果たしたオズワルド・オリヴェイラ監督が、審判の“笛の吹き方”に苦言を呈している。
13日に行われた明治安田生命J1リーグ第14節で、サガン鳥栖をホームの埼玉スタジアム2002に迎え入れた浦和。ゲームを支配し、計10度のCKに、9本のシュートを浴びせたが、最後まで鳥栖ゴールを割ることができず、0-0のスコアレスドローで終了のホイッスルを迎えた。
試合後、インタビューに応じたオリヴェイラ監督は「再来日して気づいたことなんだが、レフェリーがあまり笛を吹かない」と述べた上で「そういう展開になると、守備をしたいチームにとって有利な試合になる。我々はラグビーではなくサッカーをプレイしたい。なので、我々にとってプレイしにくい状況であると言える。ボールを持ってプレイしようとしているチーム、勝とうとしているチームにとって、ファウルが起こってプレイが止まってしまうのに、それがFKにならないという展開。かなり不利になる」とコメント。Jリーグの公式サイトが伝えている。
そして「鹿島戦のときは少し議論の余地が残るペナルティキックで負けてしまった。そして本日は、橋岡がペナルティエリアの中で腕をつかまれて、明らかなホールディングがあったにもかかわらず、笛が吹かれなかった。その後、柏木も同じように腕をつかまれたが、そこでも笛は吹かれなかった」と振り返っている。
まだまだ賛否両論はあるが、ロシアW杯でも運用されることになるなど、世界的に導入の流れにあるVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)。Jリーグでも将来的に導入を視野に入れているようだが、はたしていつになるのか。誤審を防ぐだけでなく、監督や選手、サポーターを納得させるためにも、やはり今後は必要になってくる技術なのかもしれない。
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