「気持ち崩れず」次戦に望み ヴォルターズ、昇格ならず

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【熊本-秋田】秋田に65-99で敗れ、肩を落とす熊本の選手ら=CNAアリーナ★あきた(上杉勇太)

 第3クオーター、熊本ヴォルターズは崩壊の危機に陥った。単純なミスから攻撃権を手放し、秋田に難しいシュートを次々と決められた。主導権を完全に握られ、勝敗はほぼ決した。選手もベンチもばらばらで、冷静さを喪失したかにみえた。

 だが、諦めてはいなかった。「プレー自体は崩れてしまったが、一人一人の気持ちは崩れてはいなかった」。チーム最多の16得点、7リバウンドとゴール下で奮闘した中西良太は振り返る。

 最終クオーターも劣勢は変わらなかったが、全員が終了のブザーが鳴るまでボールを追い、リングを狙い続けた。「気持ちを切らさずに戦い抜いたのは、必ず次につながる」。中西は、B1下位チームとの入れ替え戦出場を懸けたFE名古屋との3位決定戦へ確かな手応えを口にした。

 敵地でのプレーオフという特異な雰囲気の中、熊本は前日の第1戦終盤の緊迫した場面で1点差を争う激しい競り合いを経験。大舞台に初めて立った古野拓巳や菊池広明、柿内輝心らにとって収穫も多かった。菊池は「どんな場所でも自分がやるべきことは同じだと分かった。激しい守備やパス回しで貢献したい」と1週間後の3位決定戦を見据えた。

 激闘の2連戦を終え、4909人の観客の温かい拍手に送られてロッカールームに引き揚げた熊本の戦士たち。「下を向くな。切り替えろ。最後までファイトできたことを誇りに思う」。小林慎太郎主将のげきに全員がうなずいた。(坂本尚志)

(2018年5月14日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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