神鋼建材のオリジナル吸音板、海外で初採用

インドネシアの高速鉄道に

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 神鋼建材工業(本社・兵庫県尼崎市、社長・工藤寛氏)のアルミ箔を使った同社独自の吸音板、エコキューオンがインドネシア・ジャカルタの都市高速鉄道(MRT)に採用された。ODA(政府開発援助)以外で同社の独自商品が海外で採用されたのは初めて。「耐食性が高くメンテナンスも楽な特徴をアピールし、インドネシアだけでなく、タイやシンガポールなどでの受注も目指したい」(工藤社長)としている。

 同社は、以前からODAを通じ、防音壁や景観商品をインドネシアやベトナムに供給してきた。この実績が認められ昨年7月には、インドネシア・バンドンの高速道路に統一型吸音板がODA以外で初めて採用された。さらに今回独自商品のエコキューオンが採用され、海外での実績が増えている。

 エコキューオンは、吸音材に微細な孔をたくさん開けたアルミ箔を使用。アルミ箔の厚さや枚数、孔の数や径などを変えることで、さまざまな周波数帯域の騒音に対し最適な吸音効果を発揮する。そのため道路用だけでなく、建屋の外壁や機械の防音など応用範囲が広い。また腐食に強いアルミを使用しているため、耐食性、対候性に優れ、高温多湿な場所にも設置できる。