6回表の一挙5得点を完封リレーで守り抜きジャイアンツが完勝

【ジャイアンツ5-0パイレーツ】@PNCパーク

日本時間5月14日に敵地・PNCパークで行われたパイレーツ戦で、ジャイアンツは6回表に2本塁打などで奪った5点を4投手による完封リレーで守り抜き、5対0で完勝。パイレーツの連勝を5で止めるとともに、自軍の連敗を6でストップさせた。

ジャイアンツ打線はパイレーツ先発のイバン・ノバの前に5回まで無得点に抑えられていたものの、6回表の先頭打者、ゴーキーズ・ヘルナンデスが左中間スタンドへ2号ソロを叩き込んで先制に成功。さらに二死一、二塁とチャンスを広げ、ブランドン・クロフォードのタイムリー二塁打とニック・ハンドリーの4号スリーランで一挙5得点のビッグイニングとした。

投げては先発のデレク・ホランドが5つの四球を与えながらも7回途中まで104球を投げて無失点の力投。2回裏に無死二塁、3回裏に一死二塁、4回裏に無死一、二塁、5回裏に二死二塁と毎回のようにピンチを背負ったものの、要所を締めてパイレーツ打線に得点を許さなかった。ジャイアンツはホランドの後を継いだレイエス・モロンタが2/3イニング、ウィル・スミスとハンター・ストリックランドがそれぞれ1イニングを無失点に抑え、完封リレーが完成。パイレーツ打線を得点圏で11打数1安打に抑えたことが、今季4度目の完封勝利に繋がった。

ホランドがレンジャーズに在籍していた2010年にレンジャーズで打撃コーチを務めていたパイレーツのクリント・ハードル監督は「今日はデレク・ホランドに脱帽だね。どの場面でもあらゆる球種を使えていたし、以前とは全く別の投手になっていた」とホランドの好投を素直に称賛。正捕手のバスター・ポージーが休養日だったため、控え捕手のハンドリーとバッテリーを組んだホランドは「僕たちは今日、いい仕事ができたと思うよ」と充実感を滲ませながら試合を振り返った。ジャイアンツのブルース・ボウチー監督も「ホランドは全ての球種を有効に使えていたね」とホランドの好投を称えていた。

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