新天地デビューのレイノルズが決勝アーチ含む2ホーマー

【ナショナルズ6-4ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ライアン・ジマーマンの故障者リスト入りに伴い前日にメジャー昇格を果たしたばかりのマーク・レイノルズが、「5番・一塁」で先発出場した新天地デビュー戦で見事な活躍を見せた。新天地デビューの舞台はかつて本拠地としていたチェイス・フィールド(レイノルズは2007~2010年にダイヤモンドバックスに在籍)。シーズン44本塁打を放ったこともある当時の活躍を思い出したのか、レイノルズは初回の第1打席で幸先よくヒットを放ち、6回表に1号ソロ、8回表に2号勝ち越しツーランを連発。通算283本塁打を誇る34歳のベテランスラッガーが100点満点の新天地デビューを飾り、チームを勝利に導いた。

ダイヤモンドバックスが4対4の同点に追い付いた直後の7回裏、レイノルズはこの日2本目の一発で古巣を奈落の底へ突き落した。フルカウントからの7球目、ダイヤモンドバックスのセットアッパー、アーチー・ブラッドリーが投じたフォーシームを捉えると、打球は綺麗な放物線を描いて左中間スタンドへ。レイノルズのこの一発が決勝点となり、ナショナルズは敵地でのダイヤモンドバックス4連戦をスイープした。試合後、レイノルズは「最初の打席はちょっと緊張したよ。新しいチームではやっぱり良い印象を与えたいからね」と本音をポロリ。「でも、最初のヒットを打ってからは落ち着いてプレイすることができた」と試合を振り返り、「延長戦にもつれ込まなかったのが一番うれしかったよ」と冗談ぽく話していた。

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