近年何かと注目を集めるVAR(ビデオ判定)は審判には見えなかった部分をサポートし、誤審を減らす効果がある。しかし、VARで確認したからといって誰もが判定に納得するとは限らない。最終的に判断を下すのは人間であり、その判定に不満が噴出する場合だってあるだろう。
13日にアメリカ・MLSのニューイングランド対トロントFCの一戦でも議論となる判定があった。その中心となったのはトロントに所属するイタリア人FWセバスティアン・ジョビンコだ。試合は2点のビハインドを追っていたトロントが55分のオウンゴール、さらには89分のジョビンコのPKで追いつく展開となった。PKを決めたジョビンコは素早くリスタートしようとボールを持ってセンターサークルへ向かったのだが、そのボールをニューイングランドのウィルフリード・ザヒボが手で叩いたのだ。
これに怒ったジョビンコは相手の首あたりを右手で掴み、この行為がVARの確認対象となった。その結果、ジョビンコは退場処分となった。ジョビンコは不満そうな表情を浮かべていたが、アメリカでも意見は割れているようだ。顔に手をかけた時点で退場は妥当とする意見もあれば、強く押したり叩いたりしたわけでもないので退場処分は厳しすぎるとの意見もある。
チームメイトのマイケル・ブラッドリーはジョビンコの行為に悪意はなかったと振り返っているが、退場の処分は妥当だったのか。VARがあっても判定についての議論が尽きることはなさそうだ。
参照元:twitter
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