マカッチェンが通算1500安打達成 ジャイアンツが乱打戦制す 

【レッズ7-10ジャイアンツ】@AT&Tパーク

前日のパイレーツ戦でチームの連敗を「6」で止めたジャイアンツは本拠地にレッズを迎えての3連戦に臨む。その第1戦目は序盤からリードを奪うものの、現在6連勝中と波に乗るレッズ打線に徐々に追い上げられる展開となる。両軍合わせ27安打が飛び出した乱打戦はジャイアンツが何とか点差を守り切ってチームは連勝した。

この日のジャイアンツの先発は今季3勝を挙げているクリス・スクラットン。前回登板のフィリーズ戦では5回もたず5失点で敗戦投手になっているだけに勝ち星をつかみたいところ。初回はスライダーやカッターを駆使し、レッズ打線を3者凡退に抑える。一方のレッズ先発、サル・ロマノは前回のメッツ戦で6回1失点と好投した右腕。こちらの立ち上がりは1死からアンドリュー・マカッチェンにツーベースを浴びると続くバスター・ポージーを四球で歩かせ走者一・二塁のピンチを迎える。2死後にはエバン・ロンゴリア、ブランドン・クロフォードに連続タイムリーを打たれ3失点と不安定な立ち上がりを見せた。

先制を許したレッズは2回にタッカー・バーンハートのタイムリーで1点を返すもその裏にロマノがマカッチェンにツーベース、3回には1死満塁からケルビー・トムリンソンのタイムリーなどでさらに失点を重ね、3回途中8安打6失点と炎上して試合をつくることができなかった。それでもレッズは4回に1死一塁からバーンハートに2ランが飛び出して3対6とジャイアンツを追撃し、今試合は両軍ともに点の取り合いになった。ジャイアンツ先発、スクラットンは5回9安打4失点でマウンドを降りている。

6対4とジャイアンツのリードで迎えた6回、相手守備の失策も絡み1死一・三塁とチャンスをつくるとポージー、ブランドン・ベルトに連続ツーベースが飛び出してさらに3点を追加し9得点とリードを5点差に広げた。8回にはベルトに一発を放ち2桁10得点、10対4で最終回を迎えた。このまま負ける訳にはいかないレッズは4番手、ホゼ・バルデスを攻め立て2死一・二塁のチャンスを作ると打席に立ったアダム・デュバルが左中間スタンドへ反撃の3ランを放った。しかし、その追い上げもそれまでで10対7でジャイアンツが逃げ切った。今試合で5打数2安打1打点と活躍したマカッチェンは通算1500安打を達成。敗れたレッズはチームの連勝が「6」で止まった。

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