地区首位対決はブリュワーズに軍配 ゲラが今季3勝目

【ブリュワーズ7-2ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ナ・リーグ中部地区の首位を走るブリュワーズをナ・リーグ西部地区首位のダイヤモンドバックスが本拠地チェイス・フィールドで迎え撃つ3連戦の初戦は、試合終盤に打線がつながったブリュワーズが7対2で快勝した。2対2の同点で迎えた7回表、ブリュワーズは一死一、二塁のチャンスでクリスチャン・イェリッチがタイムリーを放って勝ち越しに成功。2点リードの9回表にはジョナサン・ビヤーの2号ソロとタイラー・サラディーノの1号ツーラン(ランニング本塁打)で3点を追加してダイヤモンドバックスを突き放した。先発のジュニア・ゲラは6回2失点で今季3勝目をマーク。ダイヤモンドバックスは先発のパトリック・コービンが7回途中4失点と踏ん張れず、5番手のフェルナンド・サラスが喫した3失点も痛かった。

決勝タイムリーを放ったイェリッチは試合後、「ブルペンの存在が大きいよ。彼らなしでは今のポジション(=地区首位)にはいられなかっただろうね」とブルペン陣の働きぶりを絶賛した。この試合ではゲラの後を継いだジョシュ・ヘイダーが2イニング、テイラー・ウィリアムスが1イニングを無失点。ダイヤモンドバックス打線にチャンスを作らせず、試合の流れを引き寄せるのに大きな役割を果たした。打線では「7番・二塁」で先発出場したビヤーが9回表の2号ソロを含む3安打3得点の活躍。代打で登場したイェリッチとサラディーノもしっかり結果を残し、チーム状態の良さをうかがわせた。なお、ブリュワーズはこの勝利により、この日試合のなかった地区2位のカージナルスとの差を1ゲームに広げている。

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