ワールドカップ本大会が来月に迫り、出場する各国が予備メンバーを続々と発表している。
最もアナウンスが早かった国の一つがオーストラリア。Aリーグの終了を待って行われた。
しかし、そのメンバー選考にファンから異論が飛んでいる。
問題となっているのは、イングランド2部のミルウォールに所属している38歳のFWティム・ケイヒルの扱いだ。
彼は今季英国へと再び渡ったが、シーズンを通しての出場機会はわずか10回しかない。
そして出場時間は更に少なく、まだ69分あまりしかピッチに出ていない状況だ。もちろん得点もない。
しかし、彼はベルト・ファン・マルワイク監督が選んだ予備メンバーに名を連ねていた。
そしてオーストラリアサッカー連盟のメインスポンサーであるカルテックスは、「ケイヒルテックス」というコラボレーション店舗を全国5箇所でオープンしたのだ。
さらに15日に絞られた26名の招集メンバーにもケイヒルは残り、ワールドカップ出場の可能性は高まっている。
当然、このような状況でファンから批判が出ないわけがない。
SNSでは「絶対的な茶番劇だ」「こんなに酷いことは初めてだ」「だから、彼はチームにいるのか?」との意見が溢れた。
『Guardian』によれば、オーストラリアサッカー連盟の会長を努めているデイヴィッド・ギャロップ氏はこう語ったという。
デイヴィッド・ギャロップ (スポンサーの指示があったか?)
「全くそんなことはない。ティム・ケイヒルの実績を見てくれ。彼は代表のために何度も力を見せてきた男だ。
彼はトルコのキャンプに行くだろう。数週間の激しいトレーニングを受けているし、最後のメンバーにも入るはずだ」
なお、ティム・ケイヒルは前にもゴールパフォーマンスがスポンサー関連の行動だったのでは?と指摘されたことがある。