ターナー復帰もドジャースの連敗は止まらず 今季最悪の5連敗

【ドジャース2-4マーリンズ】@マーリンズ・パーク

本拠地ドジャー・スタジアムでナ・リーグ中部地区最下位のレッズに4連敗を喫したドジャースは、今日から敵地マーリンズ・パークでのマーリンズ3連戦。オープン戦で死球を受けて左手首を骨折したジャスティン・ターナーが「3番・三塁」で戦列復帰を果たし、チーム再浮上のきっかけとしたい一戦だった。ところが、ドジャース打線は相変わらず元気がなく、マーリンズの5投手による継投の前に、奪った得点はヤシエル・プイーグの2号ソロとコディ・ベリンジャーの6号ソロによる2点だけ。6回2失点(自責点1)と好投した先発のアレックス・ウッドを見殺しにし、連敗は今季最長の5に伸びた。

初回に先制を許したドジャースは、4回表にターナーの今季初安打をきっかけとして一死一、二塁のチャンスを作ったものの、ベリンジャーとローガン・フォーサイスがともに外野フライに倒れて無得点。2点ビハインドとなった5回表にも一死一、二塁のチャンスを作ったが、今度はジョク・ピーダーソンとターナーが凡退し、好機を生かすことができなかった。プイーグの一発で1点差に迫った直後の7回裏には、2番手のアダム・リベラトーアと3番手のJTシャーゴワが踏ん張り切れず2失点。流れを引き寄せたかと思えば自ら手放してしまう拙い試合運びで、ナ・リーグ東部地区最下位のマーリンズにも敗れ、地区最下位球団相手に5連敗となった。

一方、マーリンズはチームで最も信頼できる打者であるJ.T.リアルミュートを「走者を置いた場面で打席に立たせたい」と1番から2番に移したドン・マティングリー監督の采配が的中。初回は1番のマーティン・プラドと2番のリアルミュートが連打でチャンスを作って先制点を呼び込み、7回裏にはリアルミュートがタイムリー二塁打で貴重な追加点を叩き出した。リアルミュートは3安打1打点の活躍で、今季成績を打率.322、OPS.928へ向上させている。

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