タイガースがミラー攻略 7回裏5得点で逆転勝利

【インディアンス8-9タイガース】@コメリカ・パーク

ア・リーグ中部地区の首位に立つインディアンスと同3位のタイガースによる3連戦の第2戦は、インディアンスが序盤にリードを奪ったものの、タイガースが中盤以降に猛烈な追い上げを見せ、7回裏に一挙5得点のビッグイニングを作って逆転勝利を収めた。4対8と4点ビハインドで迎えた7回裏、タイガースはインディアンス3番手のダン・オテロを攻めてジェームス・マッキャンのタイムリー二塁打などで2点差とし、さらに4番手のアンドリュー・ミラーからジャコビー・ジョーンズとピート・コズマが連続タイムリー二塁打を放って同点。そして二死二塁からの三者連続四球で勝ち越し点を奪い、これが決勝点となった。最大5点差をひっくり返した逆転勝利によりタイガースは3連勝。依然として地区3位ながら、首位・インディアンスとの差を1ゲームに縮めている。

初回にブライアン・ガイアーが3号グランドスラム、続く2回表にエリック・ゴンザレスが1号ソロを放ち、インディアンスが5対1とリードした時点では、タイガースの敗戦は濃厚であるかのように思われた。5回裏に1点差としたものの、6回表に3点を追加されて5点ビハインド。しかし、タイガースは逆転を諦めなかった。6回裏にニコラス・カステヤーノスの4号ソロで1点差とし、7回裏にはオテロとミラーを攻略して一挙5得点。日本時間5月12日に戦列復帰したばかりとはいえ、メジャーを代表するリリーバーであるミラーを攻略し、見事な逆転勝利を収めた。一方のインディアンスは6回終了時点で4点をリードし、勝ちパターンの継投に突入したものの、頼みのミラーが大誤算。地区首位の座はキープしているものの、痛恨の逆転負けで再び借金生活に突入した。

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