8回裏デズカルソが決勝タイムリー Dバックスが接戦を制す

【ブリュワーズ1-2ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ブリュワーズ(ナ・リーグ中部地区首位)とダイヤモンドバックス(ナ・リーグ西部地区首位)による地区首位対決3連戦の第2戦は、ヨーリス・チャシーン(ブリュワーズ)とザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)の両先発の好投により、1点を争う好ゲームが展開された。4回表にトラビス・ショウのタイムリー二塁打でブリュワーズが先制し、その裏にダイヤモンドバックスはスティーブン・スーザJr.の併殺打の間に同点。そして1対1の同点で迎えた8回裏、ダイヤモンドバックスは二死一、三塁のチャンスを作り、ダニエル・デズカルソがライトへのタイムリーヒットを放ってこれが決勝打となった。

攻守の要として大活躍を見せていたA.J.ポロックが左手親指の骨折により長期離脱することになったダイヤモンドバックスは、逆境のなかでチームを奮い立たせるためにも勝利を必要としていた。先発のグレインキーはブリュワーズに先制を許したものの、6回104球を投げて被安打4、奪三振5、与四球1、失点1の力投。平野佳寿、アーチー・ブラッドリー、ブラッド・ボックスバーガーの勝ち継投トリオもそれぞれ1イニングを無失点に抑え、ブリュワーズに勝ち越しを許さなかった。

ダイヤモンドバックス打線はチャシーンをなかなか攻略できず、7回までわずか2安打、1得点に封じられていたものの、8回裏に2番手のテイラー・ウィリアムスから一死二塁のチャンスを作り、さらに3番手のブーン・ローガンから二死一、三塁とチャンスを広げ、デズカルソが勝ち越しタイムリー。31歳の便利屋内野手がまたしても勝負強さを発揮し、チームに貴重な1点をもたらした。

試合後、デズカルソは「僕たちはシーズン序盤、大きな一打で何度も勝利をモノにしてきた。今夜も貴重な一打を放つことができて良かったよ」と自身の一打を振り返った。トーリ・ロブロ監督も「A.J.(ポロック)のニュースを聞き、今夜は勝利が必要だった。ザック(・グレインキー)が役割を果たし、ブルペンも仕事をしてくれた」と投手陣の頑張りを称え、勝利を喜んでいた。

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