15日に発表されたロシアワールドカップに向けたドイツ代表候補27名の中に、前回大会の決勝で得点を決めたMFマリオ・ゲッツェの名前はなかった。ドイツ代表はメンバー入り競争が激しいために誰が漏れるのか注目を集めていたが、漏れたのはゲッツェだった。
ゲッツェと同じドルトムントからはFWアンドレ・シュールレも落選しているが、シュールレはゲッツェの優勝決定弾をアシストした選手だ。この2人が揃って落選するのだから、さすがにドイツのタレント力は凄まじい。
ただし独『DW』は、ゲッツェの落選についてサプライズでも何でもないとバッサリ切り捨てている。ゲッツェはシーズン途中に代謝異常で離脱する時期があるなど苦しい日々を過ごしてきたが、前回大会からの4年間をトータルで振り返っても良いところはあまりなかった。バイエルンで失敗してドルトムントに復帰したが、昨季も今季も得点は僅かに2点。他国なら選ばれるかもしれないが、ドイツには他にも優秀なタレントが溢れている。
「レロイ・サネ、ユリアン・ブラント、ユリアン・ドラクスラー、レオン・ゴレツカ、トーマス・ミュラー、マルコ・ロイス、メスト・エジルの方が序列が上だったことに、ゲッツェが不満を漏らす余地はほとんどない」
同メディアはこのように伝えており、妥当な落選だったと見ている。まだ25歳であることを考えれば、ゲッツェはまだ4年後の大会も狙うことができる。今は気落ちしているだろうが、2022年まで契約を延長した代表監督ヨアヒム・レーヴはゲッツェの復活を期待しているはずだ。
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