2大会ぶり通算5度目のW杯出場となるデンマーク代表。前回出場は2010年の南アフリカ大会だが、この時はカメルーン代表に勝利するもオランダ代表と日本代表に敗れ、グループステージで敗退となった。
そんなデンマーク代表のロシアW杯に向けた新しいユニフォームが15日、キットサプライヤーのHummelから発表となった。今回のW杯は2002年日韓大会以来となるHummel製ユニフォームで臨む。
ベスト8に進んだ1998年W杯や優勝した1992年欧州選手権など、好成績を収めたチームはいつもHummelのキットを着用していた。
Denmark 2018 Hummel Home
W杯を戦う今回のキットは、前面と背面にデザインされた「X」が特徴的。これは宮殿の警護にあたるデンマーク王室の近衛兵が身に付けている“白いクロス”にインスピレーションを得ている。
近衛兵(=軍人)と代表チームは、立場こそ異なるが「国を代表して戦う」という点においては共通すると、Hummelはそう説明する
クロスは背面にも大きく透かしでプリント。交差する位置が前面と背面では異なるところは、近衛兵のクロスを忠実に表現している。そして首元にも小さな白いクロスを配した。
ユニフォームはレプリカとオーセンティックの両方をリリース。どちらも半袖と長袖の両方を販売する。
パンツはホワイトを基調。このユニフォームのシェブロンラインは、半分がストライプでデザインされているのも特徴だ。
Denmark 2018 Hummel Away
アウェイキットはいつも通りにホワイトを基調としている。背面はホームキットと同じデザイン。今回の2018年モデルは、右胸に懐かしい「マルハナバチ」のロゴマークが帰ってきた。
首周りや袖口などに少しだけ使われているブルーの存在にも注目だ。近衛兵の色でもあるこの小さなブルーは、W杯初出場の1986年や優勝した1992年の欧州選手権など、過去に好成績を収めた代表チームのユニフォームにも使われていた。
パンツも従来通りレッドを基調。ホーム、アウェイともにシャツとパンツでデンマーク国旗カラーとなる。
Denmark 2018 Hummel Goalkeeper
今回GKキットは3色リリースされた。画像は割愛するがパンツとソックスは、シャツと同じカラーのセットとなる。
ここではHummelがオフィシャルでリリースした近衛兵の画像とイメージビジュアルを掲載。まずは今回のデザインで重要な意味を持つ近衛兵から見てみよう。
アマリエンボー宮殿の警護にあたる近衛兵。今回のユニフォームにデザインされている「クロス」を確認できる。また差し色のブルーも、制服の色に由来していることが分かる。
これら新しいユニフォームは、6月2日に行われるスウェーデン代表との親善試合でお披露目の予定。オフィシャル通販サイトでは21日より予約受付が開始となる。