金属行人(5月17日付)

©株式会社鉄鋼新聞社

 ある経済雑誌が調査した最新の就職人気ランキングを見ると、商社が軒並み上位となっており、文系男子では1位三井物産、2位三菱商事、3位伊藤忠商事、5位住友商事。銀行は26年ぶりにトップ10から脱落し、最近会った大手都市銀行の採用担当部長は「人を減らしてAIやRPA(ロボット)に仕事を置き換えていこうとしており、最近はリストラ業種と見られている」とぼやく▼上位総合商社以外でも豊田通商(9位)、双日(11位)、丸紅(17位)、兼松(19位)と、初めて総合商社系がすべてベスト20にランクイン。軒並み過去最高益となるなど好業績に加え、インターンシップを増やして学生との接点を拡大していることが奏功しているようだ▼鉄鋼商社のランクアップも目立つ。メタルワン(33位→28位)、JFE商事(78位→30位)、阪和興業(88位→39位)など。JFE商事は理系男子・文系女子でも初のランクイン。業績、業界イメージ、オフィス立地、若手社員の育成プログラムなどさまざまな要素で学生は企業を選んでいると見える▼売り手市場の中で、いかに会社や業界の認知度を高め、将来を担う人材を採用できるか。各社の人事担当者にとって、もうじき熱い夏が始まることになる。