日本最大規模の風力発電プロ、高圧ケーブルなどの製造・施工を住友電工が受注

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 住友電工は16日、再生可能エネルギー大手グリーンパワーインベストメントが青森県つがる市で手掛ける日本最大規模の陸上風力発電事業で送変電設備と工事を受注したと発表した。地中埋設型の高圧電力ケーブル約75キロメートルに加え受変電設備を製造・施工する。プロジェクト全体の規模は約500億円で20年4月から運転を開始する。住友電工ではケーブルはじめ機器や工事などグループが持つ幅広い知見を結集しプロジェクトに貢献する。

 「ウィンドファームつがる建設工事」は風車38基で発電容量122メガワット。発電した電力を高圧で送電し電力会社の送電網に供給する。住友電工では電力ケーブルの品ぞろえや、19年秋の試運転を実現する高い生産能力が評価され送変電設備の受注を獲得した。

 電力ケーブルは子会社のジェイ・パワーシステムズが日高事業所(茨城県日立市)で製造。風車から集電する33kVのCVケーブル40・5キロメートルと、集めた電力を昇圧して送電する154kVのCVケーブル33・6キロメートルを供給・敷設する。住友電工では154キロメートルの高圧送電を実現するための支援も行い、電力ロスの低減やケーブル細径化による土木工事効率化にも貢献した。

 受変電設備は子会社の日新電機が製造する。住友電工と日新電機が共同し、電力会社の送電網にケーブルを接続した際の機器への影響を低減するため様々な解析を実施。最適な設備形態を提案した。

 併せて送配電ルートの選定に関する調査や、許認可取得のための協議については、電気工事子会社の住友電設が持つ知見を活用している。