バウアー8回10K無失点 インディアンス5割復帰

【インディアンス6-0タイガース】@コメリカ・パーク

借金生活に突入し、地区2位のツインズに0.5ゲーム差、同3位のタイガースに1ゲーム差に迫られたインディアンスは、日本時間5月17日のタイガース戦に先発したトレバー・バウアーが今季最多の10三振を奪い、8回無失点の快投。タイガース3連戦の被スイープを回避するとともに、勝率5割に復帰して地区首位の座をキープした。バウアーは6回裏に無死一、二塁のピンチを背負ったものの、得点圏に走者を背負ったのはこのときだけ。8回裏には球数が100球を超えたものの、一死一塁からホゼ・イグレシアスをショートへの併殺打に打ち取り、108球で8イニングを投げ切った。

インディアンス打線は初回に相手のエラーなどで2点を先制し、4回表にはエリック・ゴンザレス、ジェイソン・キプニス、ロベルト・ペレスのタイムリーで3得点。5回表にはマイケル・ブラントリーが右中間への6号ソロを放ち、バウアーを援護した。8回無失点の好投で今季3勝目をマークしたバウアーは「先発するときはいつも完投したいと思っているんだ。残念ながら、今日は有利なカウントで球数を使いすぎてしまったね」とやや不満げ。高い向上心を持つバウアーらしいコメントとも言えるだろう。なお、バウアーの好投によりインディアンスは勝率を5割に戻し、タイガースとこの日敗れたツインズとの差をそれぞれ1ゲームずつ広げている。

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