三協立山、建材分野を事業部制に

 三協立山は建材事業を担当する三協アルミ社の組織体制を6月1日付で事業部制に改めると発表した。ビル・住宅・ビル改装のSTER・エクステリアの4事業について、新たに技術開発と生産に関する機能を持たせる。製販と開発を一体化させた組織を構築し、市場の変化や顧客ニーズに迅速に対応できる体制とする。

 各事業部では傘下に開発を担当する商品部、生産管理部を新たに置くほか関連製品を製造する工場を所管。営業・製造・開発の連携をさらに密にして、意思決定のスピードを上げる。

 併せて同社で産業用アルミ押出形材などを担当する三協マテリアル社では、同日付で市場開発統括室を新設。その傘下に営業推進部を設けるほか、重点分野の輸送・海外の2事業推進部を事業統括室から移管する。輸送や海外を含めた成長分野で新規の市場や客先を開拓し、収益力を強化することが狙い。

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