ピーターラビット:世界的ベストセラー絵本が驚きの実写化 実物と錯覚するほどのリアル感

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映画「ピーターラビット」の一場面

 世界中の人々に愛され続けるウサギが主人公の映画「ピーターラビット」(ウィル・グラック監督)が18日からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほかで公開される。1902年に出版されて以来、世界で累計2億5000万冊もの売り上げを誇るビアトリクス・ポターさんの絵本「ピーターラビット」シリーズ。アニメやポターさんの半生を描いた映画はあったが、ピーターに焦点を当てた映画は初めて。VFX制作会社アニマル・ロジック(AL)社によるピーターら動物たちの、まるで本物のような繊細かつキュートな動きに魅了された。

 ウサギのピーター(ジェームズ・コーデンさん)は三つ子の妹、フロプシー(マーゴット・ロビーさん)、モプシー(エリザベス・デビッキさん)、カトンテール(デイジー・リドリーさん)やいとこのベンジャミン(コリン・ムーディさん)と、英国の湖水地方にある大きなもみの木の下で暮らしている。ある日、ピーターの家の隣に、トーマス(ドーナル・グリーソンさん)という若者がロンドンから引っ越してくる。このトーマス、大の動物嫌いで極度の潔癖症という面倒な男だった……という展開。ほかに、ローズ・バーンさん、サム・ニールさんが出演している。

 とにかく、ピーターたちの造形がよくできている。「LEGO(R)ムービー」(2014年)などで知られるAL社は、ロンドンにあるポターさんのアーカイブで原画を見て、ピーターたちのイメージを膨らませていったという。そのかいもあって、ピーターたちの実物感は、彼らが逆に「ピーターラビット」のモデルではないかと錯覚するほどだ。

 優雅に歌うスズメたちを跳ね飛ばして駆けていく冒頭のピーターを見た瞬間から、すっかり彼のとりこになった。ピーターたちは隣家の菜園から勝手に野菜を収穫したり、家の中をめちゃくちゃにしたりと、実はかなりのいたずら好きの悪童。でも、無邪気さと愛らしさについつい頬が緩んでしまう。“天敵”だったトーマスのために一肌脱ぐピーターの姿には、思わずほっこりしてしまった。(りんたいこ/フリーライター)

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