ローマがSNSに投稿したユーモア溢れる動画が、欧州で話題となっている。
2日に行われたチャンピオンズリーグの準決勝2ndレグで、リヴァプールをホームへ迎え入れたローマ。1stレグを2-5で落としたこともあり、積極的に攻撃を仕掛け、4-2で勝利を収めている。ただ、アウェイでの3点差をひっくり返すにはあと一歩及ばず、2戦合計スコア6-7でベスト4敗退を喫することとなった。
しかし、この結果に納得がいかなかったのがローマだ。ステファン・エル・シャーラウィのシュートを、明らかなハンドで阻止したトレント・アレクサンダー・アーノルドがノーファウルの判定になるなど、いくつか疑惑の判定があった。もしファウルがきちんと認められていれば延長、もしくは逆転突破の可能性があっただけに、ローマのジェームズ・パロッタ会長やモンチSDが、試合後に怒りや不満を口に。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の早期導入を訴えていた。
そんなローマが15日、英語版の公式Twitterを更新し、「これがチャンピオンズリーグにVARが必要な理由だ……」とのコメントとともに動画を公開。動画には、チームの10番を背負うディエゴ・ペロッティと彼の息子が、試合後にスタディオ・オリンピコでサッカーをする様子が映し出されていた。
その中で、ドリブルする息子に対してペロッティが後ろから足を伸ばし、倒す場面があった。この行為に対して笛が吹かれると、カードを要求するファンやビデオを確認する審判、固唾を飲んでピッチを見つめるフランチェスコ・トッティ氏の映像などが流れる。そしてVARの結果、ペロッティにレッドカードが提示された。センス抜群の映像編集で「正確な判定を下すにはVARは必要だ」という動画を作り上げ、UEFA(欧州サッカー連盟)にVARの早期導入を促したのだ。
この動画は2日経たずして130万回以上も再生され、大反響を呼んでいる。はたして、近い将来CLでもVARは使用されることとなるのか。
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