<石巻市議選>20日投票 開票作業の午前0時台終了困難?

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宮城県石巻市河北総合センターで行われた開票作業の風景。終盤は疑問票の取り扱いに時間がかかる=2016年7月参院選

 20日投開票の石巻市議選(定数30)で、開票作業の迅速化を求める声が上がっている。市選管が想定する開票終了時刻は翌日午前1時半。投票者数が約2万人多かった12年前とほぼ同じという弱気な設定だ。この間、行政改革の一環で全国的に開票作業の見直しが図られ、票分類機の進化で作業効率も上昇した。遅くとも前回並みの午前0時台の作業終了が期待される。

 投票は午後8時に締め切られ、市内103カ所の投票会場から市河北総合センターに投票箱を集約。午後9時半に職員ら220人態勢で開票を始める。作業時間は4時間を見込む。

 過去の市議選の開票終了時刻や所要時間などは表の通り。投票ミスが発生した合併後初の2005年市議選以外は順調に開票が進み、3時間台が定着しつつある。

 14年は東日本大震災前年の10年より30分短縮した。震災に伴う急速な人口減に加え、投票率が8.72ポイント下がり投票総数が減ったのが要因だった。今回の投票総数は微増を見込むが、前回比で40分遅れる想定には首をかしげる見方がある。

 ある陣営幹部は「市民が注目する選挙。技術も進歩しているのだから、もっと早く結果を出してほしい」と注文を付ける。

 東北の同規模の自治体では開票を2時間台で終わらせるケースがある。弘前市は36人が立候補した15年市議選(定数28)の際、作業開始から2時間25分で確定投票数を発表した。同市選管によると票分類機を約10台導入し、人員を多く確保したのが功を奏した。

 票分類機は、同市が最新と古い機種を併用したのに対し、石巻市選管は「公平性の観点」から「一つの選挙では同じ性能の機械を使うのが望ましい」と自前の最新機のみ2台を使う。

 14年の前回から使用する最新機は投票用紙の表裏をそろえる必要がなく、担当者は「点検に割く時間を考えれば2台でも全体の作業時間はほとんど変わらない」と説明する。

 市選管が警戒するのは投票先が不明な「疑問票」の扱いだ。

 立候補者38人のうち「阿部」姓は7人、同じ読みの「安倍」が1人、名前も「まさとし」が3人、「ひろあき」が2人いる。疑問票があれば審査係の点検と案分計算が必要になる。

 市選管の亀井一彦事務局長は「前回より候補者が3人多く、案分計算が必要なケースも複数考えられる。できるだけ早く開票したいが、慎重に作業を進めたい」と理解を求める。

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