<山形公立中高入試>15~17年度の採点ミスは941件 合否に影響なし

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 今年1、3月実施の山形県内の公立高校と県立中学1校の2018年度入試で計253件の採点ミスがあった問題で、県教委は17日、全日制46高、県立中1校の過去2年分と定時制5高の過去3年分の入試答案を調査した結果、計941件の採点ミスがあったと発表した。誤って不合格とした例はなかったという。

 判明した採点ミスは、17年度入試で44校429件(受験生406人分)、16年度入試で45校510件(同485人分)、15年度入試で定時制1高2件(同2人分)だった。

 調査対象期間の入試で20件以上のミスがあった学校も9校あった。教科別では国語175件、社会276件、数学125件、理科184件、英語181件。

 ミスの内容は正誤516件、配点・記載298件、集計127件だった。

 県教委は、マニュアルで採点者3人による「3回チェック」を規定。ミスが多発した原因に(1)解答用紙が解答欄に直接○×や配点を記入する様式になっているため、採点後の用紙が読みにくくなる(2)最初に教科主任が採点するため、2番目以降の人が最初の採点を過信しやすい(3)各校で定める採点基準が採点者全員に徹底されていない-などを挙げた。

 県教委は教職員らの聞き取りを続け、再発防止策の素案作りを急ぎ、6月中に設置する第三者委員会に諮問する方針。

 合否に影響する採点ミスがなかったことについて、広瀬渉教育長は「厳正に答案を点検した上で、内申点との突き合わせを踏まえた結果だ」と説明した。