<全国新酒鑑評会>金賞数で福島がV6 風評乗り越え19銘柄

 独立行政法人酒類総合研究所(広島県)は17日、2017酒造年度(17年7月~18年6月)の全国新酒鑑評会の審査結果を発表した。都道府県別の金賞受賞は福島の19銘柄が最多で、6年連続日本一を達成した。

 福島は広島の5年を抜いて連続記録を更新。今回の19銘柄は兵庫と同じ。福島県庁であった記念式典で、内堀雅雄知事は東京電力福島第1原発事故に触れ「厳しい風評の中での快挙。福島の酒を国内外にPRしていく」と力を込めた。

 東北全体の金賞は計70銘柄。宮城、秋田が各13銘柄で福島、兵庫、新潟(14銘柄)に次いで全国4番目に多い。宮城の「黄金澤(こがねさわ)」(川敬商店、美里町)と秋田の「高清水」(秋田酒類製造、秋田市)が、全国最多の15年連続金賞に輝いた。

 福島のうち「國権」(国権酒造、南会津町)は11年連続、「奥の松」(東日本酒造協業組合、二本松市)と「名倉山」(名倉山酒造、会津若松市)は10年連続となった。

 名倉山酒造の松本善六社長は「ライバルの蔵が切磋琢磨(せっさたくま)して努力を続けた証拠。酒造りの技術は全国で進歩している。これからも気を抜かず、理想の酒を目指す」と話した。

 県清酒アカデミー(福島市)を1993年に開校するなど、醸造技術向上に取り組んできた県酒造組合の新城猪之吉会長は「各蔵の頑張りの積み重ねが表れた結果だ」とたたえた。

 鑑評会には全国の850銘柄が出品され、421銘柄が入賞。うち232銘柄が金賞を受賞した。

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