MotoGP:ザルコ、母国GPとなるル・マンで「プレッシャーを感じ始めている」

 MotoGP第5戦フランスGPを前に、現在ポイントランキングで2位につけるモンスター・ヤマハ・テック3のヨハン・ザルコは、母国GPとなるル・マンでは「プレッシャーを感じ始めている」と語っている。

 スペインGPで今シーズン2度目の表彰台となる2位に入賞したザルコ。前戦のスペインGPでは、上位の多重クラッシュというラッキーな側面はあったものの、開幕から4戦を終えマルケスに次ぐランキング2位に浮上する好成績を収め、ホームレースを迎えることになった。

 ル・マンは昨年、MotoGPクラス初表彰台を獲得したコース。今年は母国のファンの前で、MotoGPクラス初優勝をめざす。

「フランスGPが近づいて来て、僕はとてもポジティブだ。バイクのフィーリングは走るたびによくなっているし、ランキングでも夢のようなポジションにいる」とザルコ。

「僕は状況に左右されずに、レースに集中することができた。確かに来季のKTM入りを発表できたことはうれしいけど、僕は僕であり続ける」

「特にフランスではプレッシャーを感じ始めている。このプレッシャーをポジティブなエネルギーに替えられるようにマネージメントしたい」

「昨年の表彰台はシーズン序盤のパフォーマンスを証明することになり、ハッピーだった。もう一度、あの瞬間を味わいたい。今年は優勝争いに加わりたい。ヤマハは、ル・マンで多くの成功を収めているから、優勝してラ・マルセイエーズ(フランス国歌)をファンに捧げたい」

© 株式会社三栄