家族で居酒屋ってアリ? 賛否両論「いざか族」問題の背景は…

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。5月17日(木)のオンエアでは、子連れで居酒屋に行く「いざか族」にフォーカス。生活経済ジャーナリスト・柏木理佳さんにお話を訊きました。

■「いざか族」問題の背景

「いざか族」について、「夫婦どちらかがちょっと飲んで、夕飯を済ませるくらいならいい」「大人が酔っ払う場所に子どもはいないほうがいい」「母親の息抜きの場」「タバコの煙が気になる」など、意見が分かれています。問題の背景について、小学生のお子さんを持つ柏木さんは以下のように解説します。

柏木:若い人がお金を使わなくなり、お酒も飲まない、食事も家で弁当、これまで飲んでいた人も残業代カットで家に帰るようになり、居酒屋を使わなくなっています。少し景気がよくなり、ファーストフードとファミレスは売上が上がっていますが、居酒屋などの売上は、9年連続で減っています。もうひとつ、待機児童の子どもを昼間にファミレスやラーメン店など、どこに連れていっても嫌な顔をされて食事がしづらいという背景があります。子どもを連れていける場所として、居酒屋の開拓が進んでいます。

座敷がある居酒屋の家族率は高いのでしょうか?

柏木:高いです。だだっ広く、30〜40人でそのまま幼稚園の帰りに会合が開ける場所は居酒屋くらいしかないんです。しかも座敷で赤ちゃんを寝かせておしゃべりができるので、需要が増えているんです。今は分煙や禁煙の居酒屋も増えています。夕方だけでは居酒屋はやっていけないし、ランチ時間も会社員の人がオフィス街から来るお店もあれば、ガラガラのお店もあるので、そのようなところを利用したり、お昼時間のあとはタバコを吸う人も少ないので、利用価値は高いと思います。

また、居酒屋側もファミリー向けの対応をしはじめているそう。

柏木:居酒屋はファミレス化しはじめていて、入り口のレジにファミレスと同じように200〜1000円で買えるオモチャがたくさん売られています。トイレもオムツの取り替えができる台が設置されていたり、子ども用のいす、おもちゃ付きの子ども用メニューも増えています。

■否定的な意見も…

では、「いざか族」への否定的な意見には、どのようなものがあるのでしょうか?

柏木:会社員の人たちがお昼を食べにやってくると、子連れがたらたらと食べているなど、時間がゆっくり流れている人たちに対してのイライラもあり、「子連れは時間外にしてほしい」という意見があります。憂さ晴らしやリラックスする場所なので、子連れが使う時間や場所は分けてほしいという意見など、さまざまです。

訪日外国人の取り込みなども含め、居酒屋という業態自体が客層を見直す時期にきているのかもしれません。

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時−13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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