河北抄(5/18):小川の水や風、太陽光、間伐材。地域資源を…

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 小川の水や風、太陽光、間伐材。地域資源を生かしてエネルギーの自給自足を目指す取り組みが広がる。福島や岐阜で自立した生活を選び取って生きる人々を描いた記録映画『おだやかな革命』(渡辺智史監督)を見た。

 ご当地電力は宮城にも。東京電力福島第1原発事故で被害を受けた県境の丸森町筆甫(ひっぽ)地区の「ひっぽ電力」。住民有志が出資し、2016年3月に設立した。

 廃校の敷地に太陽光発電所を整備。パルシステム電力(東京)に売電し、仙台市の生活協同組合あいコープみやぎが取り次ぐ。電気料金は従来と変わらず、発電産地応援金が月100円上乗せになる。約160世帯が契約を切り替えた。

 食材、身に着けるもの、日々の道具。何にお金を使うかで、消費者は意思を示す。誰がどうつくったか、何からできたか。電力の自由化で電気も選択肢に加わった。月100円は地区の再起に踏ん張る人たちへのエールだ。

 映画は6月15日から宮城野区のチネ・ラヴィータでも上映される。「暮らしの選択」を考える機会になれば。

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