宮城と山形、インフラや観光で「共創」 2県連携新構想を公表

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 宮城、山形両県の連携、交流促進の道筋を探る「宮城・山形未来創造フォーラム」が17日、山形市のホテルメトロポリタン山形で開かれた。両県の連携に関する新たな基本構想「未来を共に創る 新MYハーモニープラン」が公表され、東日本大震災を経て深まった絆を基に、インフラ整備や観光振興に向けて関係を強めることを誓い合った。

 公表セレモニーで、吉村美栄子山形県知事が新基本構想を説明し「宮城、山形両県の総力を結集して取り組む。希望に満ちあふれ、世界を引き付ける魅力ある両県を皆さんと共に創りたい」と述べた。村井嘉浩宮城県知事は「震災後、積極的にがれき処理を受け入れていただいた」と改めて感謝し、「ただの構想に終わらせず、具体的に実現していきたい」と語った。中島源陽(もとはる)宮城県議会議長の祝辞に続き、志田英紀山形県議会議長が「両県が手を取り合って積極果敢に取り組もう」と呼び掛けた。

 新構想の期間は2018年度からおおむね10年間。「歴史や復興の深い“絆”をもとに、交流・イノベーションにより、未来を共に創る『宮城・山形』」を将来像に設定し、主要な施策の方向性として▽多様な人材が活躍する地域・暮らしの実現▽インバウンド(海外からの旅行)をはじめとした観光・交流の展開▽イノベーションの創出や成長期待産業の集積による産業・経済の振興▽代替機能を担う交通基盤の形成—の4項目を掲げている。

 セレモニー後、吉村知事は「横軸の交通インフラ整備には両県の協力が必要だ。それぞれの強みを生かし産業集積も図りたい」、村井知事は「計画は山形とだけつくっており、両県の関係は一番重要だと考えている。防災、観光面には特に力を入れたい」と語った。

 フォーラムでは東北芸術工科大の本吉裕之准教授が「5年、10年後の宮城・山形を見据え、目指すべき道とは」と題し、持続可能なビジネスモデルをつくる重要性などを説いた。

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