過去最多の191種確認 串本、海中展望塔周囲の魚

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 和歌山県串本町有田の串本海中公園センターが2017年に海中展望塔から実施した魚種調査で、191種が確認された。過去40年で最多。同センターは「冬季でも海水温が16度台と高めに推移したことで、越冬できた種も多い」とみている。

 センター前の錆浦(さびうら)海岸にある海中展望塔の窓からは、水深約6メートルの海中が観察できる。調査は年間120日をめどに1978年から毎年している。これまでの最多記録は2008年の188種だった。

 17年に初めて確認されたのはアオノメハタ、ムスジコショウダイ、ゴマフエダイなど6種。アオノメハタとムスジコショウダイは全長10センチ程度の未成魚で、冬季の高水温で越冬したとみられる。10日間平均の最低水温は16・4度。13~15年は15度台だった。

 出現日数が最も増えたのはキンセンイシモチ。97日と前年より87日増えている。8月には卵を口内保育する姿も見られた。水温が15度程度に低下した冬季でも出現し続けた。ソラスズメダイは出現数が特別多く、8月には千匹を超えた日もあった。

 月別では、1月の83種から3月の65種まで減少していったが、4月から増加に転じ、8~10月は100種を超えた。10月の121種は月間過去最多。

【多い日は千匹を超える出現があったソラスズメダイ】

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