「65」首位発進!ルーキー・小祝さくらが取り組む”三種のパットドリル”

©グローバルゴルフメディアグループ株式会社

小祝さくらを首位発進に導いた“三種のパットドリル”って?(撮影:米山聡明)

<中京テレビ・ブリヂストンレディス 初日◇18日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(6,441ヤード・パー72)>

国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディス」の初日。2017年プロテスト合格のルーキー・小祝さくらが、自己ベストタイの「65」を叩き出し、単独首位発進を決めた。

7バーディ・ノーボギーと完璧なプレーを見せた小祝。高校3年時にアマチュアとして出場した「ニッポンハムレディスクラシック」で「65」を叩き出し、一躍注目を集めた。だが「アマ時代は(普段入らない)ロングパットも入ったりして“まぐれ”だった。今日はショットもいいところにつけて、しっかりとチャンスを決められたので」と、プロとしての「65」はまた違った意味合いがある。

今季は「ヤマハレディース」で5位フィニッシュとなったが、そこまでの4試合は予選落ちや下位が続き、「ツアーが始まってからはアマとプロの世界は全然違うと思いました。しっかり練習しないと…」と感じた。

ここまでのショットのスタッツを見ると、トータルドライビング4位で、ボールストライキングは10位。ショット力はツアーでも屈指の数字だが、課題はグリーン上にある。現在は辻村明志コーチと以下の“三種のパットドリル”に取り組んでいる。

(1)幅3cm、長さ1mの金属板の上にボールを乗せてパッティングし、金属板の先まで真っ直ぐ通す

(2)5m、10m、15mと3箇所に目印を決め、段階的に目印を狙っていく練習。上りのラインから打ち終わったら、反対側の下りのラインへ移動し、繰り返す

(3)約1m先に目印のボールを設定し、その目印にボールをぶつける練習。付き添いに目印を絶えず1m先に動かしてもらい、同じことを繰り返しながらグリーンを1周

コーチの辻村氏いわく「パッティングの肝は“出球とタッチ”です。(1)で出球の管理、(2)でタッチ作り、(3)は打つたびにラインが変わるので、一瞬の判断力を養います。シーズン序盤は1試合に2〜3つの3パットがあったので、ドリルを始めました。自信がつくまでやろう!という気持ちで取り組んでいます」。

ツアー中は毎試合グリーンの状態が異なるため、翌週にはタッチが変わってしまうことはままあるが、3つのドリルで調整。コーチがキャディを務めた「ほけんの窓口レディース」では、「ロングパットのタッチが良くなっている兆候はありました(辻村コーチ)」と、状態は上向いていたという。

また課題とするマネジメント面でも、「(先週2日目には)アン・ソンジュさんと回って勉強になりました」と試合では実力者のプレーを観察し、姉弟子の上田桃子、比嘉真美子らとの練習ラウンドで地力を蓄えている。

「いつも初日が良くても(2日目以降に)最終順位は微妙な位置に。ゼロからだと思って頑張りたい」と2日目の展望を語った。取り組む課題が実った初日「65」。残り2日間も踏みとどまり、新垣比菜に続く、ルーキー優勝を達成できるか。(文・標英俊)

あなたにおすすめ