抗告断念求め「袴田さんの壁」

静岡の弁護士事務所前

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「袴田巌さんの壁」の前であいさつする袴田巌さん(中央)と姉秀子さん(左)=18日午後、静岡市

 1966年に一家4人が殺害された強盗殺人事件で死刑確定後、静岡地裁の再審開始決定で釈放された袴田巌さん(82)の即時抗告審を巡り、弁護団事務局長の小川秀世弁護士が18日、静岡市の事務所前に看板「袴田巌さんの壁」を立て、除幕した。

 東京高裁が6月11日に再審開始の可否の決定を出すのを受け、再審が認められても特別抗告しないよう、看板に市民らがメッセージを書き込み地元選出の上川陽子法相に求める。

 看板は縦約2.4メートル、横約5メートル。除幕を袴田さんと姉秀子さん(85)、支援者十数人が見守り、袴田さんは「幸せの花」、秀子さんは「無実」と書いた。