なぜ南北会談を中止? 北朝鮮の“不可解な態度”の裏側にあるもの

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中西哲生がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。5月17日(木)放送の「WAKEUP NEWS」のコーナーでは、北朝鮮専門ニュースサイト「デイリーNKジャパン」編集長の髙英起さんに、「南北閣僚級会談の中止による影響」について伺いました。

南北融和ムードが高まりつつあった朝鮮半島情勢に、暗雲が立ち込めています。5月16日(水)に予定されていた南北閣僚級会談が北朝鮮の通告で突如中止。中止の理由として北朝鮮は、アメリカ軍と韓国軍の合同訓練を挙げ、「北朝鮮に対する挑発行為」と非難しています。しかし、北朝鮮は先月おこなわれた南北首脳会談で、米韓の合同訓練について認める旨の発言をしていました。こうした北朝鮮の不可解な態度の理由として髙さんは中国の存在を指摘し、「在韓米軍は中国への圧力になるため、中国側から北朝鮮に何かしらの働きかけがあったのでは」と推測します。

さらに、北朝鮮は「アメリカが北朝鮮に対して一方的に核廃棄を求めた場合、米朝首脳会談の開催も再考せざるをえない」の警告を発しています。これについて髙さんは「首脳会談で北朝鮮が有利になるようにしかけた“けん制球”」として、「こうした対応は首脳会談までにもう1~2回はあるかも」と述べます。トランプ大統領の反応も気になるところですが、さらに髙さんは、「米朝首脳会談まで1ヵ月を切った今、北朝鮮の振る舞いにトランプ大統領が右往左往することは考えにくい」と指摘します。

6月12日(火)におこなわれる予定の米朝首脳会談は、史上初の開催ということで世界が注目しており、それに伴いさまざまな憶測が飛び交っています。その1つが「米朝首脳会談中に中国の習近平国家主席がシンガポールに現れるのでは」という噂。髙さんは「それはさすがにない」としつつも、「北朝鮮情勢が目まぐるしく動いており、何が起きてもおかしくない」と話します。さらに、「終戦が公式発表されるのでは」と噂されている朝鮮戦争については「終戦は時期尚早」と述べる一方で、「終戦に向けて動くという合意が結ばれる可能性は十分ありえる」と解説しました。

まだまだ課題が多く残る北朝鮮情勢。髙さんは「国家間の駆け引きは、会談が開かれるまではもちろん、会談以降はもっと激しくなるだろう」との見解を示しました。


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【番組概要】
番組名:クロノス
放送日時:毎週月~金曜6:00~8:55
パーソナリティ:中西哲生(月~木)、速水健朗(金)
アシスタント:ケリーアン(月~水)、綿谷エリナ(木~金)
番組Webサイト:http://www.jfn.co.jp/ch/

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