2017-18シーズンのブンデスリーガ2部を12位で終えたザンクト・パウリ。と言っても、3部3位との入れ替え戦に回る16位とは勝点3ポイント差と、際どいシーズンの終わり方だった。
そんなザンクト・パウリの2018-19シーズンに向けた新しいホームキットが17日、クラブとキットサプライヤーのUnder Armourから発表となった。昨季のホームキットの流れを汲んだデザインに仕上がっている。
このクラブに所属する宮市亮は負傷離脱中だが、このユニフォームに袖を通す日が来ることを願わずにはいられない。
St. Pauli 2018-19 Under Armour Home
新しいホームキットは、ブラウンを基調にレッド/ホワイトの水平ストライプ。基本的に昨季のホームキットに近いカラーで、伝統を踏襲したデザインだ。胸スポンサーは通信会社の「Congstar」で継続。
袖口はそれぞれレッドとホワイトの差し色。背面の首元に、近年のクラブを象徴するレインボーカラーのテープを配している。
パンツ、ソックスはシャツと同じブラウンを基調。ソックスの前面にはチーム名の略称「FCSP」が入る。
レインボーカラーのネックテープに、チーム名とハートマークをプリント。こうしたデザインをさり気なく当然の様にあしらうあたりが、いかにもザンクト・パウリらしい。
レインボーカラーはLBGTの象徴。ザンクト・パウリはLBGTの尊厳を尊重し、性的マイノリティへの差別に反対の立場を表明している。
ストライプのレッドとホワイトはエンブレムの2色だが、元はホームタウンであるハンブルクの旗と紋章の色。そのストライプにクラック(ひび割れ)が入っているグラフィックがユニークだ。昨季のペンキがたれるようなグラフィックに続き、またも独特なデザインで攻めてきた。
ここではクラブがリリースしたイメージビジュアルを掲載。ドイツ最大の港湾都市ハンブルクのチームだけあり、貨物船をバックにしたショットはザンクト・パウリならでは。
この新しいホームキットは5月の米国ツアーでお披露目となる。なおアウェイとサードの両キットについては、今夏リリース予定とのこと。