内密出産、現行戸籍法でもできる

熊本法務局が見解示す

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 予期せぬ妊娠に悩む女性のための「内密出産」制度導入を検討している慈恵病院(熊本市)は18日、熊本地方法務局を訪ね、制度を通じて子が生まれた場合の戸籍法制上の課題を相談した。非公開で行われたが、病院側によると法務局は「現行法の解釈で制度実施は可能」との見解を示したという。

 病院の制度案によれば、女性は匿名のまま出産し、市は母親の名前の記載がない出生記録を元に、子の単独戸籍をつくる。児童相談所は女性の実名や住所を記載した書類を作成して保管し、子は18歳で閲覧申請できるようになる。

 同病院の蓮田健副院長は「一番心配していた問題がクリアになった」と語った。