ジャージー牛が牧草地へ大移動

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 真庭市蒜山地域にある百合原牧場(同市蒜山中福田)のジャージー牛約70頭が18日、冬から過ごしていた牛舎から、約4キロ離れた上蒜山麓の牧草地(約36ヘクタール)まで“大移動”した。心地よいひづめの音を響かせ、新緑に包まれた高原を駆け抜けた。

 牛舎と放牧地が離れている同牧場の恒例行事。牛舎から出るのは約半年ぶりとあって、地元酪農関係者ら約20人の「来い、来ーい」「それ行け」という掛け声の中、牛たちは5~10頭ほどの群れになって牧草地を目指した。

 途中で足取りが重くなり、立ち止まってしまう牛もいたが、約50分かけて移動。牛たちは久しぶりの屋外を楽しむように、のんびりと草をはんでいた。通り掛かった住民らは風物詩を笑顔で見守ったり、カメラに収めたりしていた。

 放牧は11月中旬まで。同市の男性(73)は「初夏の訪れを感じる。牛たちも生き生きしていますね」、牧場を営む山田俊宏さん(35)は「伸び伸び育ってこくのある乳を出してほしい」と話した。

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