メリーフィールドが3安打の活躍 ロイヤルズが1週間ぶりの勝利

【ヤンキース2-5ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

現在5連敗中のロイヤルズは地区4位と苦戦を強いられている。今回は本拠地、カウフマン・スタジアムではヤンキースを迎えての3連戦の初戦を迎えた。今試合では初回から主導権を握ったチームはこまめに加点し1週間ぶりの勝利を掴んだ。

この日のロイヤルズの先発はここまで4勝を挙げているジェイコブ・ジュニス。前回登板のインディアンス戦では6回途中4失点と安定感を欠き、敗戦投手になっている。巻き返したいジュニスの初回はヤンキース打線を3者凡退に抑える上々な立ち上がりをみせる。一方のヤンキース先発、CCサバシアは未だ負けなしの2勝ながら前回のレッドソックス戦では4回で早期降板している。今試合の初回は先頭打者のウィット・メリーフィールドにツーベースを浴びると盗塁と四球から1死一・三塁のピンチを迎えるとサルバドール・ペレスの併殺崩れの間に先制を許した。

3回のロイヤルズの攻撃では2死満塁から相手守備の失策とハンター・ドージャーの押し出し四球によって2点を追加し序盤で3点をリードした。一方で反撃したいヤンキースはジュニスの前に5回まで5安打を放つも得点には結びつかず、5回にはサバシアがペレスにソロを浴びてさらに試合は劣勢となっていった。これまで打ちあぐねていたヤンキースだったが、6回にはジュニスを攻めて1死一・二塁のチャンスをつくるとロイヤルズは2番手、ティム・ヒルに交代。その直後、ニール・ウォーカーのタイムリー、ミゲル・アンドゥハーの犠牲フライで2点を返して息を吹き返し始めた。降板したジュニスは6回途中7安打2失点、一方のサバシアは5回4安打4失点(2自責点)の成績だった。

試合は7回にペレスのツーベースでさらに加点したロイヤルズが5対2とリードしたまま最終回へ。最後は守護神、ケルビン・ヘレーラが3者凡退に抑えて試合終了。ロイヤルズは1週間ぶりの勝利で連敗を止めた。一方のヤンキースはサバシアが今季初の黒星を喫し、打線は相手を上回る8安打を放つも反撃しきれなかった。

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