ブッフォンを退場処分とした審判に再び注目が! ジョーンズへのイエローは正しかったか?

両軍から詰め寄られるオリバー photo/Getty Images

PKと判定することに多少の戸惑いもあったのではないだろうか。19日に行われたFA杯決勝のマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーの一戦を担当した主審マイケル・オリバーに再びスポットが当たることとなった。

マイケル・オリバーといえば、今季のチャンピオンズリーグ準々決勝レアル・マドリード対ユヴェントスの2ndレグを担当し、後半ロスタイムにレアルにPKを与えた審判だ。その判定に猛抗議したユヴェントスGKジャンルイジ・ブッフォンには毅然とした態度でレッドカードを提示したものの、衝撃の判定にマイケル・オリバーは家族を含め脅迫を受けるまでの騒ぎとなった。

今回のFA杯決勝では、前半にチェルシーMFエデン・アザールがペナルティエリア内でフィル・ジョーンズに倒されたと判定し、PKを指示。チェルシー側はフィル・ジョーンズが決定機を阻止したためレッドカードが妥当ではないかと詰め寄ったが、オリバーはイエローカードで収めた。

英『Daily Mail』もあのブッフォンの退場劇があっただけにマイケル・オリバーの判断に注目しており、解説を務める元アーセナルDFマーティン・キーオン氏はレッドカードでもおかしくなかったと振り返っている。

「ユナイテッドにとってフィールドプレイヤーが10人のままだったのは幸運だったね。正真正銘ボールへのチャレンジだったが、大きなリスクがあった。ハーフウェーラインでジョーンズはファウルしておくべきだったね。彼はアザールのスピードに対応できない」

一方で元審判員のポール・グラハム氏は、「マイケルは正しかった。ボールへのチャレンジであり、イエローカードだ。レッドではない」とオリバーの判断基準を高く評価している。

チェルシーの指揮官アントニオ・コンテはなぜレッドカードではないのかと普段通りタッチラインで猛抗議していたが、今回はオリバーの判断に納得する者が多いようだ。何色のカードを提示するのかオリバーも少し考えたはずだが、あのブッフォン事件のことを恐れず冷静な判断を下したと言えそうだ。

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