好調・ベルトが11号決勝3ラン ジャイアンツ逆転勝利

【ロッキーズ5-9ジャイアンツ】@AT&Tパーク

初回にエバン・ロンゴリアの犠牲フライで先制しながらも、先発のタイ・ブラックが粘り切れず、4回表と5回表にそれぞれ2失点。劣勢を強いられることになったジャイアンツだが、最後は絶好調男のひと振りで試合をモノにした。ジャイアンツは5回裏にゴーキーズ・ヘルナンデスの4号ツーランで1点差に迫り、続く6回裏にケルビー・トムリンソンの2点タイムリー三塁打で逆転に成功。7回表にノーラン・アレナードのタイムリーで同点とされたものの、その裏に一死一、二塁のチャンスを作り、ブランドン・ベルトが今週5本目となる11号スリーランをライトスタンドへ叩き込んで試合を決めた。

ベルトは2016年に104四球を選んだように、どちらかというと「待球型」の打者である。今季もすでに25四球を選ぶなどハイレベルな選球眼は健在だが、「自分のゾーンにボールが来たら迷わず打ちにいくようにしている」という姿勢が好結果を生んでいる。日本時間5月15日のレッズ戦から4試合連続本塁打を記録したベルトは、この試合の決勝弾が今週5本目の一発。この1週間は打率.444、5本塁打、11打点、OPS1.574という素晴らしい成績を残しており、週間MVP選出の可能性も高まっている。ブルース・ボウチー監督も「彼は本当によくバットが振れているし、好調を維持してくれている。彼のバットには何度も助けられているよ」と好調な正一塁手への信頼を口にしていた。

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