強豪復活への足がかりとなるだろうか。5月4日よりイングランドで開催されていたU-17欧州選手権で、決勝に駒を進めたのはA代表がロシアワールドカップへの出場権を持たないオランダ代表とイタリア代表だった。
復活を目指す両国のU-17チームはグループステージの戦いから躍動。イタリアはイングランドにこそ敗れたが、2勝1敗でグループを通過。準々決勝ではスウェーデン、準決勝ではベルギーを撃破して決勝へ。一方のオランダは決勝トーナメントこそ全てPK戦までもつれ込んだが、グループステージは全勝だった。
そして注目の決勝は2-2からのPK戦となり、オランダが勝利。オランダのA代表では18歳のアヤックスFWジャスティン・クライファートやDFマティアス・デ・ライトらが注目を集めているが、彼らに続く世代も育っているようだ。
中でもオランダではマンチェスターの両クラブから関心を寄せられているという2人のFWが今大会で3得点ずつ記録。チェルシーのユースチームに在籍する17歳FWディショーン・リダン、2002年生まれとなるアヤックスU-19チームでプレイする16歳のブライアン・ブロビーだ。彼らもクライファートに続く注目アタッカーとなるだろう。
イタリアではインテルのU-17チームに在籍し、今季もユース年代のリーグ戦で17得点を挙げているエドアルド・ヴェルガーニが4得点を記録して大会得点王に。ローマのU-19チームでプレイし、今大会で10番を背負ったMFアレッシオ・リッカルディーニも2得点と活躍している。
彼ら若い世代の活躍は将来的なA代表復活に繋がってくるはずで、ロシア行きを逃した失望感漂う両国にポジティブなニュースとなった。
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