ナインゴランのベルギー代表落選に異議あり! 約2万人のファンが招集の嘆願書に署名

W杯の候補メンバーから落選したナインゴラン photo/Getty Images

ベルギー代表のW杯メンバーから落選したMFラジャ・ナインゴランだが、多くのファンはロシアでプレイする彼の姿を待ち望んでいるようだ。

ベルギーサッカー協会は21日、ロシアW杯へ向けて28名の候補メンバーを発表。エデン・アザールやケビン・デ・ブライネ、ロメル・ルカクらが順当に選ばれたが、EURO2016などでチームの主力として活躍したナインゴランの名がそこにはなかった。

所属クラブのローマでは、豊富な運動量でハイパフォーマンスを維持し、圧倒的な存在感を放ってきたナインゴラン。今季もチャンピオンズリーグ・ベスト4入りに貢献するなど、結果を残している。しかし、ベルギー代表では2016年8月にロベルト・マルティネス監督が指揮官に就任して以降、ローマで結果を残しているにもかかわらず、代表に呼ばれないことが多々あった。そして、今回のW杯も欠場に追い込まれることとなってしまった。

以前から両者の確執が噂されているが、マルティネス監督はナインゴランの選外について「戦術的な理由」と明かした。一方で、ナインゴランは今回の発表を受けて、自身のInstagramで「残念だが、僕の代表でのキャリアは終わりを迎えた。これからは一番のファンになる」とコメント。ベルギー代表から引退することを表明している。

しかし、これに“待った”をかけているのがベルギーファンだ。賛同者を募ったり、オンライ署名簿を作ったりすることができるサイト『change.org』で、とあるベルギーファンがマルティネス監督への嘆願書を作った。「ラジャにW杯を」というタイトルで「ベルギー代表には、ロシアW杯でラジャが必要だ。最高の選手の一人だし、ベルギー代表で最も重要な選手だ。ラジャのような選手が、ベルギー代表に選ばれていないことは普通じゃない」など綴っており、1日も経たずして2万人近いファンの署名が集まっている。

今回発表されたベルギー代表候補は28名だが、予備登録メンバーの上限は35名。予備登録の提出期限はすでに過ぎてしまっているが、もしナインゴランが残りの7枠に入っていれば、まだW杯出場の可能性は残されている。はたして、ファンの署名でマルティネス監督が自身の考えを変えることはあるのだろうか。

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