今季トップ4入りを逃してしまったチェルシーは、やはりシーズン開幕前の補強が上手くいかなかったことが痛かった。英『Football London』は今季の戦いが終わったところで選手たちを10点満点で採点しているが、新加入選手たちの評価は低い。
前線で苦しんだFWアルバロ・モラタは4点、中盤ではモナコから獲得したティエムエ・バカヨコが2点とワーストの評価で、レスター・シティから獲得したダニー・ドリンクウォーターも3点、右のウイングバックを務めたダヴィデ・ザッパコスタも4点と評価は伸びない。冬に獲得されたMFロス・バークリーもほとんど仕事をしておらず、バカヨコと並んで2点と最低評価だ。
数少ない高評価組となったのが、昨夏ローマからやってきたDFアントニオ・リュディガーと冬にアーセナルから加入したFWオリヴィエ・ジルーだ。2人は8点の評価を受けており、リュディガーは今後さらに重要な存在になることが期待されている。ジルーも最終的にはモラタからポジションを奪っており、妥当な評価と言えよう。
最高点を獲得したのはエースのエデン・アザールで9点だ。アザールならもっとやれるとの評価もあるが、FA杯決勝でチームを優勝に導くなど特別な存在感を放っていた。
新加入選手が上手くフィットしていれば、優勝は無理でもトップ4には届いたかもしれない。何度か指揮官アントニオ・コンテも補強の結果を嘆いていたが、チームは昨季から思うように成長することができなかった。
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