マレーシアのコイルセンター、阪和興業が買収完了

アセアン3カ国目の拠点に

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 阪和興業は22日、マレーシアのコイルセンター(CC)、タット・ギアップ・スチール・センター(TGSC)の買収が完了したと発表した。阪和が主導するアセアンのCCはタイ、インドネシアに続く3拠点目となる。

 タット・ギアップ・グループ(TGG)から株式41%分を1230万リンギット(約3億3千万円)で買い取り、TGSCへの出資比率を従来の15%から56%へと引き上げた。すでに阪和は経営や営業の強化に向けTGSCへ人材を派遣し、マレーシア国内でのプレゼンスやシェア拡大を進めている。

 TSGCはマレーシア北部のペナン州に工場があり、月間加工能力は約1万トン。スリッター6基、レベラー6基、シャー3基などがある。

 新たな株主構成は阪和が56%、台湾の中国鋼鉄(CSC)が20%、CSC系列商社の中貿国際(CSGT)が14%、TGGが10%となった。

 阪和は2009年から新日鉄住金、TGGとマレーシアで電気亜鉛めっき鋼板(EG)の合弁事業、ニッポンEガルバ・スチールを手掛けている。今回のTGSC子会社化は、Eガルブの販売にも寄与するものと見込まれる。