JAPIC、「広域モビリティ連結」で提言 毛利国交省次官へ手交

 日本プロジェクト産業協議会(JAPIC、会長・宗岡正二新日鉄住金会長)は22日、「人生100年時代の産業と暮らしを支える社会資本のあり方」について提言をまとめ、国土交通省の毛利信二事務次官へ手交した。

 手交にはJAPIC国土委員長の大石久和・国土技術研究センター国土政策研究所長、石田東生・筑波大学名誉教授、鎌田実東京大学大学院教授や、丸川裕之専務理事、三浦潔司常務理事が出席。東京圏に匹敵する西日本経済圏確立のため大阪と名古屋を広域モビリティネットワークで連結することや、東京とその周辺の連結による地方への経済効果波及を訴えた。

 毛利次官は「モビリティを連結させ考えるという発想は重要。JAPICの国土構造、インフラに関する大所高所からの提言はありがたい」と応じた。

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