8回裏3得点のWソックスが逆転勝利 サンチェス決勝打

【オリオールズ2-3ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

オリオールズ先発のケビン・ゴーズマンの前に7回途中まで10三振・無得点に封じられていたホワイトソックス打線だが、ゴーズマン降板後の8回裏にイニングを跨いで続投したマイケル・ギブンズに襲い掛かった。先頭のダニエル・パルカが三塁打で出塁し、続くウェリントン・カスティーヨのタイムリーで1点差。一死後、ヒットと四球で満塁のチャンスを作り、ここで投手がギブンズからリチャード・ブライアーに代わったものの、ヨアン・モンカダの犠牲フライとヨルマー・サンチェスのタイムリーで一気に逆転に成功した。ホワイトソックス先発のジェームス・シールズは打線の援護に恵まれなかったが、7回2失点の好投でチームの勝利に貢献。オリオールズはゴーズマンの快投を生かすことができなかった。

ホワイトソックスのリック・レンテリア監督は試合前に選手たちにこう話していたという。「8回や9回に同点の走者や勝ち越しの走者が三塁にいるとき、なかなかその走者を還すことができていない」。しかし、今日の試合では選手たちが監督の言葉に奮起したのか、8回裏のチャンスを生かし、接戦をモノにした。鮮やかな逆転勝利にレンテリアは「今日はいつもと少し違う展開になったね」と満足げ。決勝打を放ったサンチェスは「僕たちは最後まで諦めずに戦い続けた。最後のアウトを取られるまで戦い続ける姿勢を見せることができたと思う」と誇らしげに語っていた。

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