レッドデビルの”黄金世代”最終章へ! アザール、デ・ブライネらスター軍団はどこまで勝ち上がる?

豪華な選手揃うベルギー代表 photo/Getty Images

圧倒的な優勝候補というわけではないが、ロシアワールドカップでも注目されるのがベルギー代表だ。近年急激に力をつけているベルギーは、エデン・アザールやケビン・デ・ブライネ、ロメル・ルカクなどプレミアリーグのトップクラブで活躍する選手が揃っている。選手層だけを見ればファイナル進出も十分に狙えるチームと言えよう。

英『Daily Mail』はそんな「黄金世代」がロシアの地でどこまで勝ち進めるのか特集している。この世代が最初に大きな期待を集めたのは2014ブラジルワールドカップだが、この大会はアルゼンチン代表に敗れてベスト8敗退だった。アルゼンチンは決勝まで駒を進めたため、まだ多少の実力差はあったと認めるしかないだろう。その2年後に行われたEURO2016では伏兵ウェールズ代表に敗れてベスト8敗退。こちらはかなりショックが大きい結果となったはずだ。

同メディアは、最終ラインの年齢的に黄金世代が盤石の状態でワールドカップを戦えるのはこれが最後と見ている。32歳のヴァンサン・コンパニ、31歳のヤン・ヴェルトンゲン、29歳のトビー・アルデルヴァイレルトらが2022年大会を目指すのは少々難しい。彼らに代わるほどの実力者はまだ育っているとは言えないため、実質的にロシア大会は黄金世代がベスト8以上を目指す最後のチャンスになるだろう。

予想されるシステムは[3-4-3]で、この3人は3バックを担当すると見られている。ウイングバックは右にパリ・サンジェルマンのトマ・ムニエ、左に大連一方のヤニック・フェレイラ・カラスコ、ボランチにはデ・ブライネと天津権健のアクセル・ヴィツェル、前線はアザール、ナポリのドーリス・メルテンス、そしてルカクが入る。同メディアは中国組のカラスコとヴィツェルにやや不安があるとしているが、サッカーファンの多くが名前を知る実力者がスタメンを占めている。

幸いベルギーは実力差がはっきりしているグループGに入っており、イングランド代表を除けばチュニジア代表とパナマ代表には容易に勝てるはず。しかも決勝トーナメント1回戦では日本代表も入っているグループHを勝ち上がってきたチームと対戦することになっており、グループHにも優勝候補と呼べるチームはない。ベスト8に進める可能性は高いように思えるが、黄金世代にとって集大成となるロシアワールドカップでどこまで上を目指せるだろうか。

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